ビール酵母入りのドッグフードとは
最近、サプリメントでビール酵母が注目を集めています。
ビール酵母は名前の通り、ビールの製造過程でアルコール発酵させるのに用いられる酵母で、微生物の一種です。
アミノ酸やビタミンB群、各種ミネラルや食物繊維といったものをバランスよく含んでおり、栄養補給や滋養強壮に効果があると言われています。
さらに、最近ではダイエット効果もあるということで人気を集めています。
ビール酵母という名前ですが、アルコールや苦味成分は取り除かれています。
そのため、子どもや妊娠中の人でも安心して飲むことができます。
そして、このビール酵母は人間だけでなく犬にとっても非常に良いものなのです。
そのため、最近ではビール酵母入りのドッグフードも販売されています。
ドッグフードにビール酵母を入れるメリットはいくつかあります。
まずは、香り付けの効果です。
犬は味覚はあまり発達していないため、食べ物の良し悪しは嗅覚で判断していると言われます。
そのため、ビール酵母を入れることで香りが増し、美味しいと感じる犬もいるのです。
次に栄養面での効果です。
ビール酵母にはビタミンB1、B2、B6やアミノ酸、ミネラルといった成分が多く含まれています。
これは犬にとっても必要な栄養素です。
そして、ビタミンB3と言われるナイアシンは不足すると下痢を起こすことがあります。
ですからきちんと必要量を摂取する必要があるのです。
また、糖質や脂質の分解にも役立ちます。
さらに、ビール酵母には食物繊維が含まれています。
人間と同じく犬も食物繊維を摂ることで便秘を予防でき整腸作用を得ることができます。
もしも、愛犬の食生活で食いつきが悪くなったり栄養面での心配が出た時にはビール酵母入りのドッグフードを与えてみましょう。
もちろん、もとから配合されているドッグフードでなくても、ビール酵母の粉末をドッグフードに振りかけて与えることでも同様の効果を得ることができます。
犬は警戒心が強いので突然ドッグフードが変わると食べないことがあります。
フードの切り替えや粉末をふりかける場合、どちらであっても少しずつ今まで食べていたものに混ぜて与えるようにしましょう。